居抜き売却ノウハウ

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【移転】青山のレストラン・体験談



山口様 パピエドレ

どうして移転を考えたんですか?

理由は2つあります。
1つは、青山(移転する前のお店)のお客様をもっと喜ばせたいということが、何よりも一番の理由です。

もう一つは、10坪のお店で、5年先10年先を考えた場合、このままやっていくべきなのか?それとも新しいチャレンジをしなければいけないのか?といいうところを考えての移転です。
御社には、何度も相談しているから知っていたと思うんですけど、もう一つお店をやろうか、移転をしようかと2つの選択があったわけですよ。その時に、「移転する」ことに決めたんですよ。

どうしてその結果になったのですか?
まずは、新しいお店を広くして、沢山のスタッフと働いたうえで、もう一つの展開を考えてみようと思いました。
やってみて、やっぱり「順番」っていうのがあるんだなと気づきました。
10年も飲食店をやっていると、一応社会的信用もついてお金も借りられるんですよ。
もう一つお店をやるのに1000万円あったらできると思うと、10坪のお店を、1000万円かけて、造るのは出来るけど、そのお店を繁盛させられかどうかなんて分からないですよね。自分は一人しかいないから、もう一つのお店で働くことはできないですよね。だから、移転して、「自分がそこの場所にいる」というところから、始めるというとことを考えて、一緒に働いてくれるスタッフを見つけて、その「スタッフと夢を共有」して、人を育ててから、また次の展開を考えようと思いました。

お店を営業しながらの移転先を探すのは大変だったと思いますが、一番、精神的にきつかったことを教えて下さい。
一番きつかったのは、お店が売れて、今のお店を工事している期間でした。
今まで毎日お客さんに会っていたのに、そのお客さんに会えなくなるのが一番きつかったですね。なんか、人に必要とされてないんじゃないかというマイナスな気持ちになっちゃって。。。近所の人に、今度、ここで飲食店やるんで、宜しくお願いしますって挨拶にいった時に「大丈夫ですか、この場所で、飲食店なんて」とか「ずいぶん、ディープな場所で」とか、外からどんどん言われるんですよ(笑)
外からどんどん言われると、気が滅入ってきて、一瞬自信を失いかけそうになりました(笑)
でも、オープンしたら、青山(移転前)のお客様とか新規のお客様がたくさん来店してくれてたので、そこで復活しました(笑)

前よりキリっとしましたね。キラキラ輝いていますよ(笑)
そうかな(笑)?

久々にお会いしたので、分かります。
多分、それは、前のお客様がきてくれて、新しいお客様が来てくれているからです。
でも、不安もあるんだよ。一人になると、考えたりもしますよ(笑)

あっ分かります。私もそうです(笑)経営者の人は、皆さんそうじゃないですか(笑)毎日、毎月、いろいろなことを考えて、常に、危機感というのをもっていないとやっていけないですよね。

そうだよね。まぁその分、凄く充実しています!


お客様への閉店告知のタイミングを教えて下さい。
今借りている物件と前借りていた物件の解約届けを出したと同時に告知をしました。
その時、売却募集をかけた時は、おおよそ次の物件が決まっていたということですか?

決まっていました。申込を入れて、今のお店の契約が11月30日(2012年)だったんだけど、その契約が決まった日に御社に連絡を入れて売却のお話をしたんです。
今考えると、移転は、けっこう「リスキー」なんですよ。移転というのは、「小さな奇跡」っていうのが、重ならないとダメなんです。
もし、御社のお客様が、あの金額で買ってくれたからよかったけど、時間がたって、12月末までに売却できなかったら、だんだん追いつめられて、値段を下げなければならないし、希望金額で売却するのは、難しくなってくるじゃないですか。

あの時、山口さんから電話をいただいたときに、すぐ、メールを作って、その日のうちにメルマガというスピードは良かったってことですよね。

そう。タイミングよかったですよ。私の場合、他の不動産会社に一切お話はしないで御社にしかお願いしたくなかったんです。

ありがとうございます。どうして、他の不動産会社にもお願いしなかったんですか?

結局、今の移転先をみつけるのに2年かかったんだけど、その間、いろんな物件を見ていて、いろんな不動産会社とも携わってきたし、同じ不動産会社でもいろんな会社があるというのも見てきて鍛えられてきたんで、一生懸命、手伝ってくれるのは、御社だなと思ってたいからお願いしたんです。だから、最短で売却できたんだと思いますよ!

ありがとうございます。最短で、売却できたのは、メルマガを流しただけじゃ、お客様は、見に来てくれないので、渋谷で探している条件に合いそうなお客様に、立地の特性や内装造作の状態や客層、客単価とか近隣の飲食店の説明とかして、「条件に合いそうだな」と思ってくれるようなお客様に電話したんです。だから、見に来てくれたお客様が「全然予想していた物件と違う」ということがないように説明して、納得して見に来てくれたお客様ばかりだったから、即決まったんだと思います(キッパリ)先日、山口さんのお店を購入してくれたお客様と話したんですが、当初の見込みの売り上げを超えているという嬉しい連絡を頂きました!

そうそう!私も先日、近くに行った帰りに寄ってみたら、忙しいと言ってたから嬉しくなりましたよ。

移転を考えているお客様にアドバイスをお願い致します。
とにかく、物件を一つでも多く見に行くことと、空いているテナントがあったとしたら、自分だったらどんなお店にしようかなってシュミレーションしちゃうんですよ。
この物件じゃできないなと思っててもしちゃうんですよ。
それを癖にして、考えるのを繰り返していくと、ここは手を出さなくて良かったっていう物件が出てくるんです。

これから独立をする人にアドバイスをお願いします。
私もそうなんですが、飲食店を立ち上げるときって、ほとんどの人が借金をすると思うんですけど、一般的な飲食店のモデルケースとして10パーセントの利益がでているお店は優良店だと思うんですよ。例えば、500万売って、利益として50万プールできるってことは、すごい優良店だと思います。それが、アベレージになるか分からない。でも、取れる月もあるし取れない月もある。そういうときって上下に感情がゆらゆらしてもしょうがないから、そこでゆらゆらしていると、マイナスのほうにもってかれちゃうんですよ。「心配、不安、やれないんじゃないか」って持っていかれるから、「強い心を持って、一喜一憂しない」ということです。
一喜一憂しないことですね。ん~~なんかぐっときました。

そう。一喜一憂しない事です。
飲食店を10年もやっていると、今日の売り上げ良かったよね。そーゆー日もあります。でも、翌日は、一組しか来ない日もあったりとかして、そんなのを10年も続けていると、コツがつかめてくるんですよ。

そのコツを教えて下さい。
忙しくても暇でも「おごらずに」やらないとだめだと思います。飲食店なんて月の売り上げが100万変わることなんて当たり前のようにあるから、先月400万売ったけど、今月300万しか売れないとかそんなの当たり前じゃないですか。
入らない日は落ち込まない、入る日は呼び込まないこと、暇な日は忙しいときの準備をすればいいし忙しい日は、お客様を最大限喜ばせるっていうことをすればいいってことです。
毎日やることは一緒で一生懸命やるということです。
それともう一つ、重要なのが、どんなに綺麗ごとを言っても「お金」がないと営業が成り立たなくなってしまうので、浮いたお金は常にプールして、いつ何時、お店が傾いたときに、スタッフが路頭に迷わないようにお金を持っていなければならないんです。でも、持っているだけじゃなくて、売り上げを達成したら、みんなでおいしいものを食べにいくとか、注目されているお店とか自分が好きなお店をスタッフに勉強してもらいたいと思う店に連れて行くとか、自分も含めスタッフ全員に肥やしになるお金の使い方をしたいなあって思ってます。

最後に、弊社に一言をお願いします。
飲食に携わっている人で、独立を考えている人は、たくさんいると思うし、独立したいと思っていても、あと一歩の勇気を踏み出せない人って多いと思います。
そんな人達の後押しをしてあげて、一人でも多くの人の夢を実現させて下さい。




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