売却ライブ速報詳細

2015年01月16日

契約直前の落とし穴

昨年の暮れに広尾にあるダイニングバーの売却依頼を居抜き売却本舗宛にいただきました。

日程調整をして、数日後広尾まで足を運んだのですが、駅を出てすぐに驚きました。

遠くでも一目で店の所在がわかるほど大きく、ちょうど良い視線の高さにある外看板が目に飛び込んできたのです。

お店に入る前に良い商談になることを確信しました。

居抜き本舗のホームページほうで募集をかければ何件もの見学依頼が殺到し、買主様間での競争はまさに熾烈。

居抜き本舗至上でも短期間でここまで白熱したのは久しぶりでした。

そうして無事買主様も決まり、譲渡金額の同意に至り、大家さんの承諾も得たので、今週初めダイニングバーに契約書類を提出しました。

しかし売主様がお店を出店したときとは別の方へ建物の大家さんに交代しており、現テナント利用者との公平性を保つ為、以前の大家さんの提示していた契約内容で書類を書き直して欲しいということだったので、改めて以前の大家さんの提示なさっていた契約条件で書類を作成していると、背筋が凍るほどの思いがけないトラブルが発生。

外看板の使用料についての条件が進めていた契約内容と若干異なっていたのです。

進めていた契約条件では外看板の使用料が無料であったのに対し、

以前の家主さまの契約では外看板の使用料が家賃の60%必要であった。

というもの。

買主様は、内装はさることながら立派な外看板がついており、かつ無料でそれを利用できるという点がとても魅力であるとして譲渡金額の同意に至っています。

今更契約内容に不備があったなど説明のし様もありません。

すぐに現家主さまに詳しい経緯と事情を説明、大家さん自身も自分の確認不足だとおっしゃってくださって、本当に今回限りの特別措置としてなんとか使用料を無料にしてもらうことができました。

張り詰めていた居抜き本舗の空気も今回ばかりはさすがにほぐれました。

良い商談に水をさすようなことにならなくて本当によかった。あとは契約の読みあわせをするだけだ。

居抜き売却一同、文字通り全員が胸をなでおろしました。

具体的に提示できていなかった調印の場の日程を調整する為に大家さんに折り返しで連絡をします。

―――ご好意で良商談となりました。本当にありがとうございました。それで調印の日程なのですが。

嬉さで若干ハイになっていたのは間違いありません。売主様買主様双方快適な契約ができそうなのですから、居抜き売却本舗としてはその仲介ができたことがなによりもよかった。そう思いました。

すると電話越しの大家さんの口から非常に申し分けそうな声で実は…と、さらなる問題が発生したことが居抜き本舗に告げられます。

実は件の建物はテナント数が多く、数年に一度外看板の使用権をめぐってテナント間で抽選を行っているそうで、その次の抽選が平成27年の夏に行われるとのこと。

平成27年。そう今年の夏です。せっかくの看板も運が良くなければ半年しか利用できない。

流石にこればかりはどうしようもありませんでした。

新しくお店のオーナーになる予定の買主様に、夕方謝罪しに行ってきます。

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